ピルの効果は避妊だけじゃない!様々な病気の予防もできる

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排卵と出血を抑えることで病気のリスクを下げる

ピルは、避妊だけでなく、病気の予防にも効果があります。

女性特有の病気である子宮体がんは、ピルを1年間飲むことで発生率を50%も下げられることがわかっています。子宮体がんは、エストロゲンという女性ホルモンによる刺激が、長期間続くことが主な原因です。ピルを使えば、体内のエストロゲンのバランスが調整されるため、子宮体がんのリスクが下がります。

ピルは卵巣がんの予防にも有効です。卵巣がんは、排卵のために卵巣の表面が傷つくことが原因です。ピルは排卵を抑制する効果があるため、卵巣が傷つくのを防ぎ、卵巣がんを予防できます。

また、生理痛の緩和や、月経過多による多量の出血を抑える効果もあります。出血量が減ることで、子宮内膜症や貧血の予防にもなるのです。さらに、胸の腫瘍ができにくくなったり、大腸がんを抑制する働きがあることもわかっています。

避妊や病気の予防の他、生理が起こるタイミングを調整し、旅行や大事な用事に被らないようにすることも可能です。

このように、ピルには避妊以外にも様々なメリットがあります。

ピルは感染症の予防にも効果がある!

子宮や卵巣の病気は、性行為や入浴が原因で、病原体に感染して起こるものがあります。細菌やウイルスの中には、腹痛だけでなく、不妊の原因になるものも存在するので注意が必要です。

ピルを飲むと、子宮の入り口から「子宮頸管粘液」と呼ばれる粘り気のある液体が分泌され、子宮に蓋がされることが分かっています。これにより精子が子宮に進入するのを防ぎ、妊娠を避けられるだけでなく、病原体の感染も防げるのです。

生理中、血液は卵管を通して体の中にも滲み出しています。ピルを飲むと出血量が減るので、逆流する血液も減り、卵管炎の発生を40%から50%も減らせます。

あまり知られていませんが、生理中は、お腹の中にも血液が出ています。これにより、骨盤内感染症が引き起こされる可能性があるのです。ピルの効果で出血量が減れば、このようなリスクも下げられます。

血液は非常に栄養が豊富で、病原体の繁殖に利用されてしまう場合があります。生理による出血の量が減れば、感染症のリスクも減少するのです。ピルを飲めば、ウイルスの侵入を防ぎ、子宮や卵管など女性にとって大切な臓器を守れるでしょう。